数%のスーパー銭湯

日々考えていることを一部、なんとなく言葉にしておく

リンガーハット -Rings are hunted-

リンガーハットというちゃんぽん屋がある。

手ごろな価格帯で野菜のたっぷり入った長崎ちゃんぽんを食すことが出来る、一人暮らしの大学生にはありがたいファーストフードチェーン店だ。
現在全国に650以上の店舗があり、路面店だけでなく、フードコートなどに店を構えるケースも珍しくない。

そんなお手軽ちゃんぽん屋さんを私が初めて知ったのが昨日のことだ。
大学の友人宅で10時過ぎに目覚めた私は、昼ご飯を喰おうと家主と共に河原町に出向いた。「ちゃんぽんでも食うか、リンガーハットかなあ」と寝ぼけ眼で口にする友人の言葉に私は心躍らせた。

昔からちゃんぽんが好きだ。
あんなに沢山の野菜の中に海老や烏賊、蒲鉾、などの海鮮類が潜んでいる。きくらげもいる。
麺とスープをメインに楽しむ他の麺類とは違い、具材・スープ・麺の色んな食感・色んな味が入り混り、しかし喧嘩することなく「ちゃんぽん」として確立した味を保っている。野菜と魚介と麺類が好きな私からすると、オールスターが一堂に介すような感動的な料理であり、中華屋やコンビニの冷凍食品コーナーで真っ先に探す逸品なのだ。
そんなスマブラ的料理をだ、月曜のお昼から食べられるのだ。何と嬉しいことか。

ウキウキしている私を見て友人が一言。



「そんな期待して行くとこじゃないぞ?」



「え?ちゃんぽん屋さんってなかなか無くない?」

 

「いや、リンガーハットだよ?どこでもあるだろ」

 

「嘘やん!? 初めて聞いたわ!絶対関西にはない!関東が多いだけや!!」

 

 

こういった問答の果て、「リンガーハット 大阪」で検索するとだ、出身の八尾市にはないもののあべのハルカスや心斎橋OPAといった大阪人がよく行くデパートやショッピングモールには腐るほど有るようなのだ。

いやいやそんなはずはない!と「リンガーハット 知らない」で検索する。しかし出てくるのはマツコの知らない世界でリンガーハットが紹介されたことばかりなのである。

なんということか。その後四条河原町リンガーハット店内で「リンガーハットを知らない男」として友人から散々いじりを受けた。

 

マクド程ではないけどココイチ知らないのと同じようなもんだぜ?笑

リンガーハット知らないのは庶民の味を知らん金持ちの家の子だな!笑

 

だのなんだの言われ、大阪出身の他の友人にLINEを送るも、
「うちの市にはなかったけど、知らんことはないなあ(笑)」といった具合だ。

なんだなんだ、、、くそぅ。

 

こうして私はリンガーハット論争に敗北を喫した。ちゃんぽんをなかなか手の届かないごちそうとして神格化していたのは私だけだったのだ。

 

「ろうそく(私の星)の人は自分の見たいように世界を見るところがあるから気を付けてね。」

 

と先日占い師さんに言われた言葉を思い出す。
反省した...。月並みだが人一人が見ている世界はかなり狭いのだ。


自分野の文献に目を通しても通しても同じところでグルグル解消されない悩みが、他分野の研究の話一つを聞くだけでスッキリきたりする。人は(特に私などろうそくの人は)多くのフィルター越しに世界を見るため、グルグルグルグル円環を回り、抜け出せないことがある。そんなときは、意味など深くは考えずに(色眼鏡を外して)自分の興味と異なることをするのも一つの手段なのだ。そうすると円環の淵に抜け穴があることに気付いたりするのだろう。

 

しかしまあ、この円環に居ると認識することが一番難しいのだけれども。
行き詰っているとき、まずはこの円環を捜すことから始める必要がありそうだ。

 

さすがに無理やり論理飛躍させた感があるだろうか。

あありんがーはっとりんがーはっと。

 

 

 

今日の晩御飯もリンガーハットにしよっと。